1. AI 提案
「AI コスト最適化提案」ページでは、収集済みのコスト・構成データをもとにした改善提案をまとめて受け取れます。優先度・カテゴリ・想定削減額・判断の根拠が提案ごとに付きます。
AI はご契約テナント内のデータのみを参照します。他の自治体や AWS の他のお客様の情報は使用しません。
AI に質問する (画面下の常設ボタン)
どの画面からでも、画面下中央の「AI に質問する」から日本語でそのままお尋ねいただけます。質問例:
- 「先月の費用は前の月と比べてどうでしたか」
- 「費用が大きいサービスの上位 5 つを教えて」
- 「未解決のアラートはありますか」
- 「無駄になっている資源はありますか」
前の回答を踏まえた追い質問もできます (「じゃあ EC2 だけだといくら?」など)。1 つの会話では 5 回までお尋ねいただけます。
- 根拠が付きます。 回答の下の「参照したデータ」を開くと、どの集計から数値を引いたかと、そのデータの最終日を確認できます。費用の集計は 1 日 1 回のため、最新でも前日までの数値です。
- 答えられないことは答えません。 使用タイプ別・タグ別・リソース 1 台ごとの費用、税やクレジットの内訳は OptSight では保持していないため、その旨と AWS 側での確認方法をお伝えします。
- 履歴が残ります。 「履歴」からは過去の質問と回答をそのまま読み返せます (180 日間保存)。同じ自治体のメンバーが行った質問はすべて閲覧できるので、どなたかが一度調べた内容を他の担当者がそのまま活用できます。削除できるのは質問したご本人のみです。他の方の質問には追記できませんが、同じ内容を新しい質問としてお尋ねいただけます。
- ご利用回数。 回数を気にせずお使いいただけるよう、残り回数は画面に表示していません。通常のご利用で上限に達することはありませんが、極端に多くご質問いただいた場合のみ一時的に受付を停止します (1 つの自治体あたり月 500 回・1 日 20 回まで)。停止した場合は、その旨といつ再開できるかを画面にお伝えします。
費用について: AI への質問は OptSight のご利用料金に含まれます。お客様の AWS アカウントに追加の費用は発生しません。「今この瞬間サーバーが動いているか」を確認する際に AWS へ問い合わせることがありますが、この問い合わせ自体に AWS の料金はかかりません。
2. Compute Optimizer 連携
- 「アカウント」→「設定」で Compute Optimizer の Opt-in 状態を確認できます。
- Opt-in 済みの場合、AWS の推奨インスタンスタイプと推定削減額を「スペック最適化」に取り込みます:
- EC2: Underprovisioned / Overprovisioned / Optimized のラベル付き
- EBS: ボリュームタイプとサイズの推奨 (gp2 → gp3 等)
- RDS: インスタンスタイプの推奨
保存済シナリオ (What-if 比較)
EC2 / EBS / RDS の推奨一覧でチェックボックスから適用候補を選ぶと、月間削減見込みと適用後の月額コストがリアルタイムに集計されます。
- 選んだ組み合わせは「保存済シナリオ」として残せます (「スペック最適化」→「保存済シナリオ」)。
- 「DB だけ先に」「全部適用」といった複数案を並べて比較でき、上司や委託先との合意形成にそのまま使えます。
3. 長期割引シミュレーター (契約前の試算)
「長期割引シミュレーター」では、連携済アカウントの EC2 / RDS インベントリを自動で読み込み、適正な Savings Plans / Reserved Instances のコミット額を 1 円単位で試算します。
- 対象範囲 (EC2 / RDS / 両方) を選択します。
- コミット期間 (1 年 / 3 年) と支払方式 (No / Partial / All Upfront) を選びます。
- シミュレーション結果として、月額コスト比較・節約見込み・回収期間が表示されます。
- AWS 公開料金 API から取得した最新価格を週次で反映
- 指定サービス割引 (CMIRTD) にも対応
4. Savings Plans 実績 (契約後の効果測定)
「Savings Plans 実績」ページでは、すでに購入済みの Savings Plans について次の 3 つの問いに月次実績で答えます。シミュレーターが「契約前の試算」なのに対し、こちらは「契約後の効果測定」です。
- いくら安くなったか — 当月と直近 12 か月累計の実削減額 (オンデマンド換算との差)。根拠として、オンデマンド換算・SP 適用後実コスト・実削減額 (左軸・金額) と利用率・カバレッジ (右軸・%) を 1 つの推移グラフで表示します。
- まだ買い足せたか — Savings Plans の対象なのにオンデマンド料金で支払った額を直近の完了月で示し、「買い足し余地あり / おおむね適正 / コミットが余っています」を判定します。
- どれくらい買い足せばよいか — 直近の完了月 (最大 3 か月) の実績から、追加コミットの目安 (USD/時) と、追加で発生するコミット支払・見込める削減額を概算します。オンデマンド払いが最も少なかった月を基準にした控えめな概算で、月単位の集計のため時間帯ごとの利用の波は反映されません。
- アカウント別の効果と買い足し判定 — Savings Plans はアカウント (ペイヤー) 単位で購入するため、実削減額・カバレッジ・利用率・買い足し判定と目安をアカウントごとに一覧表示します。
- 稼働中の Savings Plans の構成 (種別・期間・支払方式・コミット額) も一覧表示します。
利用率・カバレッジ・実績データの取得には、連携アカウントの CloudFormation が v5 以降である必要があります。最新版でない場合はサンプルデータで表示位置をご案内し、再デプロイ後に実データへ自動で置き換わります。更新が必要なアカウントは「アカウント」一覧でお知らせします。
5. 削減実績 (見直した結果の確認)
「削減実績」ページでは、実際に行われた構成の見直しによって、毎月の費用がどれだけ変わったかを積み上げてご確認いただけます。Savings Plans 実績が「長期利用割引でいくら安くなったか」であるのに対し、こちらは「サーバーの構成を見直したことでいくら安くなったか」です。
提案のとおりに変更したかどうかは問いません。 提案とは別のサイズを選ばれた場合も、独自のご判断で削除された場合も、行われた変更はすべて記録されます。
- 毎月の削減・増加・差引 — 見直しで下がった分と、増設で上がった分を分けて表示し、その差引を示します。増えた分も必ず表示しますので、全体としてどうなったかがご確認いただけます。
- 累計 — それぞれの見直しの月額効果に、実施してからの経過期間を掛けて積算した金額です。
- 月ごとの推移 — 見直しから計算した増減 (棒) と、実際の請求額 (折れ線) を重ねて表示します。見直しが請求額の動きをどれだけ説明できているかをご確認いただけます。
- 実施した見直しの一覧 — 実施日・対象のサーバー・変更内容 (「m5.xlarge → m5.large」など)・毎月の増減を 1 件ずつ表示します。
- 自動で増減した分 — Auto Scaling による自動的な増減は、運用上の判断による見直しとは性質が異なるため、既定では集計から除いています。「自動で増減した分も含める」で表示を切り替えられます。
金額の考え方: 金額は AWS の定価 (オンデマンド料金) をもとにした推定で、実際の請求額とは一致しません。長期利用割引が適用されている場合、実際の削減額はこの表示より小さくなります。長期利用割引による削減は「Savings Plans 実績」に実測値がありますので、両方を併せてご確認ください。
含まれないもの: サーバーを停止して浮いた分は、この画面には含まれません (停止は構成の変更ではなく、止めている期間だけ効果が出るためです)。また、記録は連携アカウントの構成を 2 回目以降に取得したときから始まります。画面上部に記録開始日を表示しますので、それ以前に実施された見直しは含まれない点にご注意ください。現在はサーバー (EC2) の見直しが対象です。
営業時間外の落とし忘れを稼働スケジュールで検知する機能は 「EC2 とインベントリ」 をご覧ください。