マニュアル

はじめに — サインインから AWS 接続まで

1. サインイン

  1. OptSight 運営からお送りした招待メールに記載のリンクから初回サインインします。
  2. メールアドレスと初期パスワードを入力します。
  3. 初回ログインでは パスワード変更 が求められます。新しいパスワードを設定してください (英数記号を含む 12 文字以上を推奨)。

招待メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダもご確認のうえ、サポートチャットからご連絡ください。

2. 二段階認証 (TOTP) の登録

  1. サインイン後、「アカウント設定」から二段階認証を有効化します。
  2. Google Authenticator / 1Password / Authy などの TOTP 認証アプリで QR コードを読み込みます。
  3. 表示された 6 桁コードを入力して登録完了です。バックアップコードを安全な場所に保管してください。

3. AWS アカウントの接続 (3 ステップ)

ダッシュボードの「アカウント」→「新規追加」から 3 ステップで完了します。

  1. Step 1: アカウント情報の入力 — 表示名、AWS アカウント ID (12 桁)、利用環境 (標準 / Government Cloud Japan)、利用方式 (単独利用方式 / 共同利用方式) を選びます。 共同利用方式を選ぶと、続けて分離方式を選びます。団体ごとに別々の AWS アカウントを使っている場合は アカウント分離(タグの準備は不要です)。1 つの AWS アカウントを複数の団体で分け合っている場合は ネットワーク分離で、自団体分を見分けるタグの入力が必要です (次の「共同利用 (ネットワーク分離) で事前に用意するもの」をご覧ください)。
  2. Step 2: CloudFormation の発行 — Quick Link をクリックするか、YAML をダウンロードして AWS 側でスタックを作成します。出力された RoleArn をコピーします。 スタック名(既定: OptSightReadOnly)とリージョンは、OptSight が入力した値のまま作成してください。 別の名前・別のリージョンで作成すると、OptSight から AWS 上のスタックを確認できなくなり、テンプレート更新のご案内をお届けできません (OptSight が確認できるのは OptSight で始まる名前のスタックのみです)。
  3. Step 3: RoleArn の検証 — コピーした RoleArn を貼り付けて「検証」を押します。OptSight がアクセスを確認すると連携完了です。

詳しい手順とトラブルシューティングは セットアップガイド もあわせてご参照ください。

共同利用 (ネットワーク分離) で事前に用意するもの

1 つの AWS アカウントを複数の団体で分け合っている場合、OptSight は 自団体のリソースに付いているタグを目印にして、自団体分だけを取得します。 そのため登録の前に、タグのキーと値の組を運用事業者 (ベンダ) に確認しておく必要があります。

  • 必要なのは「キー」と「値」の 2 つです (例: キー Municipality / 値 BunkyoCity)。 サーバー 1 台ごとに異なるリソース名 (Name タグの値) は使えません。
  • そのタグは、サーバー (EC2) だけでなくディスク (EBS)・データベース (RDS) など自団体のリソース全体に、 同じキーと値で付いている必要があります。付いていないリソースは費用にも一覧にも表れません。
  • 費用を金額として表示するには、そのタグが AWS の請求画面で「コスト配分タグ」として有効化されている必要があります。 有効化は支払いを管理している AWS アカウント側の作業で、有効化した日より前にはさかのぼれません。
  • AWS アカウントを保持している事業者様の合意が必要です (登録画面で確認事項をご案内します)。

運用事業者への確認文例 — そのままご転送いただけます。

  1. 当団体のリソースを識別するタグのキー名と値をお教えください (キーと値の組でお願いします)。
  2. そのタグは EC2 以外のリソース (EBS・RDS など) にも付与されていますか。付与されていない範囲があればお教えください。
  3. そのタグは請求画面で「コスト配分タグ」として有効化済みでしょうか。有効化済みの場合は有効化した日もお教えください。
  4. 当該 AWS アカウントには、当団体以外の団体のリソースも同居していますか (同居していなければタグは不要です)。

登録後のタグ変更は画面から行えません。 誤ったタグのまま収集すると他団体のデータを取り込んでしまうため、変更は取得済みデータの削除と再取得をともなう作業として OptSight 運営がお受けしています。確定した値をご確認のうえご登録ください。誤りが判明した場合はサポートまでご連絡ください。

共同利用 (ネットワーク分離) では、タグの付かない共通の費用 (NAT ゲートウェイ・データ転送など) は含まれません。 また AWS アカウント単位でしか取得できない予算・コスト異常検知・Savings Plans は対象外です。 詳しくは コスト分析 と サービス仕様 をご覧ください。

設定テンプレートの受け取り方 (2 通り)

OptSight の機能追加にともない、AWS 側の設定テンプレートを更新していただくことがあります (「アカウント」の一覧に「更新依頼」が表示されます)。受け取り方は連携アカウントごとに選べます。 設定値はどちらの方法でも OptSight が事前に埋め込むため、お客様による入力は発生しません。

  • ワンクリック(既定) — 表示されたリンクを開き、内容を確認して実行するだけで更新できます。 このとき、更新用のファイルは AWS の管理画面が読み取れる場所に一時的に置かれます。 ファイルに含まれるのはスタック名・IAM ロール名・付与する読み取り権限の一覧だけで、 貴団体を特定できる情報(AWS アカウント ID など)や接続用の合言葉は含まれません。 更新の完了を確認した時点、または発行から 7 日が経過した時点で自動的に削除されます。
  • ダウンロード — 外部から読み取れる場所を一切使わない方法です。 「テンプレートをダウンロード」でファイルを保存し、AWS の CloudFormation で対象のスタックを開き、 「既存スタックの更新」→「テンプレートファイルのアップロード」で保存したファイルを選んで実行します。 操作は 2 手増えますが、入力は不要です。 なお、このファイルには接続用の合言葉が含まれるため、取り扱いにご注意ください (ダウンロードできるのは管理者権限のご担当者のみです)。

切り替えは「アカウント」→ 対象アカウントの「更新依頼」画面にある 「更新用テンプレートの受け取り方」からいつでも変更できます。 「ダウンロード」に切り替えると、それまで置かれていた更新用ファイルはその場で削除されます。

4. 初期データの取得

接続後、最初の収集サイクル (毎日 JST 10:00) でコスト・EC2・予算データが取り込まれます。過去ぶんの取り込みは、連携が完了した時点で自動的に始まります (手動の操作は不要)。

データ別の取得頻度

データ頻度
EC2 状態 (インベントリ / メトリクス / アラーム)1 時間ごと
コスト (Cost Explorer)日次 (JST 10:00)
RDS インベントリ日次 (JST 10:00)
予算 / 異常検出 (Budgets / Cost Anomaly)日次 (JST 10:00)
Compute Optimizer / EBS・RDS 推奨週次 (毎週月曜)
SP / RI 価格週次 (毎週日曜)
スケジュール違反 / 落とし忘れ検知15 分ごと

取得時刻はすべて日本時間 (JST) です。Compute Optimizer は AWS 側が推奨を再計算する周期が長く、日次では履歴が増えるだけで変化が乏しいため週次で取得しています。 収集項目・保存期間を含む全体像は サービス仕様 にまとめています。

連携完了からの推移

接続直後にバックグラウンドでコスト履歴 (過去 13 か月) をバックフィルするため、主要データは下記の目安で揃います。

  • 0 分 (接続成功) — RoleArn 検証が完了し、アカウントが「稼働中」になります。
  • 数分以内 (稼働状態) — EC2 インベントリを即時収集し、稼働状況が表示されます。
  • 1 時間以内 (コスト) — Cost Explorer の履歴 (過去 13 か月) と CloudWatch メトリクス (過去 1 週間) のバックフィルが完了します。
  • 1 日以内 (予算・異常検出) — 翌朝の日次バッチで予算・異常検出が反映されます。
  • 1 週間以内 (最適化推奨) — 翌週の週次バッチで Compute Optimizer の最適化推奨が揃います。
  • 月初 (月次レポート) — 毎月 3〜5 日に前月分の月次レポートが自動生成されます。

最適化推奨は、AWS の Compute Optimizer が算出した結果を取り込んだものです。AWS 側の分析が終わるまでは、連携が済んでいても空欄のことがあります。

5. メンバーの招待と権限

「管理ユーザー」ページから、同じテナント内に利用者を招待できます。委託先には閲覧のみを付与するといった権限分掌が可能です。

  1. 「メンバーを招待」からメールアドレスと権限 (管理者 / 閲覧者) を指定します。
  2. 招待された方には招待メールが届き、本人がパスワードを設定してサインインします (こちらで初期パスワードを発行・共有する必要はありません)。
  3. 権限の変更・削除はいつでも行えます。
  • 管理者: すべての設定変更・メンバー管理・AWS アカウント連携が可能です。
  • 閲覧者: ダッシュボードの閲覧のみ。設定変更はできません。

最後の管理者を誤って削除・降格できないよう保護しています。招待・権限変更・削除はすべて 監査ログ に記録されます。権限変更や削除は常に自テナント内に限定されます。