1. 月次トレンド
「コスト」ページの上段で、アカウント別・サービス別の月次推移を確認できます。
- 直近 12 か月のコスト遷移と前月差分を一覧表示します。
- 左側のフィルタで対象 AWS アカウントを絞り込めます (連携 1 件のみの場合は自動選択)。
- サービスの並び替えは「総額の多い順 / 増加額の多い順」を切り替え可能です。
- 異常値 (前月比 +50% 超など) はバッジで強調表示されます。
2. サービス別内訳
- サービス別の積み上げ棒グラフをクリックすると、その月の内訳テーブルが下に展開します。
- 内訳に含まれるもの:
- EC2 / RDS / S3 等の主要サービスの利用額
- データ転送料 (リージョン間・インターネット送出)
- Savings Plans の按分額
3. 割引の扱い
- 表示金額には 割引を上掛けしません。Cost Explorer が返す金額には、Savings Plans / Reserved Instances の適用結果と、ガバメントクラウドの指定サービス割引 (令和8年度以降) がすでに反映済みだからです。ここへさらに割引率を掛けると二重計上になります。
- 設定画面の割引率は、Savings Plans / RI の購入シミュレーション専用です (「まだ買っていない場合にいくら下がるか」の試算にのみ使います)。実績値には影響しません。
4. 年度単位の累積
- 下段に年度単位の累積コストを表示し、予算との突き合わせをこの画面で完結できます。
- 年度は 4 月起算 (自治体の会計年度に合わせています)。
- その月までの予算消化率を併記します。
5. Cost Explorer の金額と突き合わせる
OptSight の金額は AWS Cost Explorer から取得しています。突き合わせるときは、 まず「米ドル (USD) 同士」で比較してください。 円表示は為替レートによる換算値なので、レートの取り方の違いだけで差が出てしまい、原因の切り分けができなくなります。
Cost Explorer 側は以下の条件に合わせてください。条件が違えば金額は当然一致しません。
- 費用タイプ: 非ブレンドコスト (Unblended cost) — OptSight が取得しているのはこの値です。償却コスト (Amortized cost) を選ぶと一致しません (Savings Plans / RI の前払金の計上月が変わるため)。
- 粒度: 月別、対象は当該 AWS アカウント (メンバーアカウント視点)。
- 料金タイプ (Charge type) を絞らない — OptSight は税・クレジット・返金・サポート料金を含む全区分を合算しています。
この条件で合わせてもなお差が出る場合、原因は次のいずれかです。
- 「今月の合計」は常に月初〜前日 (月途中) の集計です。Cost Explorer の当月見込みより小さく表示されます。
- 日付は UTC 基準です (Cost Explorer の日次バケットも UTC)。月初・月末付近は日本時間の暦日と ±1 日ずれることがあります。
- AWS 側の金額は、月が締まった後も数日かけて改訂されます (クレジット・返金・税の後追い計上)。月初すぐの比較は差が出やすくなります。
- ネットワーク分離 (共同利用でタグ絞りする方式) のアカウントは、指定タグの付いたリソース分のみが対象です。共有アカウント全体の請求額や、タグの付かない共通費 (NAT Gateway・データ転送など) は含まれません。
- AWS アカウントを連携した直後は、過去データの取込 (backfill) が完了するまで直近の数日分しか表示されません。取込中は画面上にその旨を表示します。
6. 請求書の金額と一致しない場合
OptSight の金額と、デジタル庁 (ガバメントクラウド) からの請求書の金額は、一致しません。 これは不具合ではなく、両者が測っているものが違うためです。傾向の把握や削減効果の測定には OptSight の金額を、 支払額の確定には請求書をお使いください。主な差の要因は次のとおりです。
- 為替レート — 最大の要因です。OptSight の円表示は設定レート (年度固定の国レート、または月次の市場レート) による換算値で、実際の請求時に適用される為替レートとは異なります。
- 消費税 — OptSight の表示は税抜相当 (AWS の利用額) です。請求書には税が加わります。
- 確定タイミング — 請求書は AWS 側の金額が確定した後に発行されます。OptSight は日次で取り込んだ時点の値を表示します。
- 組織レベルの調整 — 組織全体に対して適用される割引・クレジット・共通費の按分は、個別の AWS アカウントの Cost Explorer には現れません。
差が想定より大きい・傾向が説明できない場合は、サポートまでお問い合わせください。該当月の内訳をお調べします。
ご利用中のデータが想定と異なる場合は、収集サイクル直後の状態である可能性があります。最新化したい場合は「アカウント」→「いま再収集」をお試しください。
※ コストデータの取得には AWS Cost Explorer API を使用します。同 API は 1 リクエストあたり $0.01 課金され、お客様の AWS アカウントの請求に計上されます (OptSight の収集頻度で 1 連携アカウントあたり概ね月 数十円〜数百円)。EC2 / RDS の Describe や Compute Optimizer の取得は無料です。