1. EC2 一覧の見方
「EC2 一覧」ページでは、連携した全 AWS アカウントの EC2 インスタンスを横断的に確認できます。アカウントを切り替えなくても、自治体本体と委託先のインスタンスを 1 つの表で把握できます。
- 状態 (起動中 / 停止中)、インスタンスタイプ、リージョン、タグ、OS (プラットフォーム) を一覧表示します。
- CPU / メモリ / ディスクの最新使用率を併記します。メモリ・ディスクは CloudWatch Agent が導入されたインスタンスでのみ取得でき、取得できない場合は「—」で表示されます(Agent 未導入のほか、Windows や独自ホスト名など構成によって取得できないこともあります)。
- ディスクの数値は 「データ保存領域」、つまりシステムやデータを実際に読み書きする領域のうち最も逼迫しているものです。空き容量はこの値でご判断ください。
- ディスクの空き容量とは関係のない領域 (Ubuntu の snap のような読み取り専用の領域、メモリ上の一時領域など) は使用率に含めていません。そうした領域があるサーバでは数値の横に ⓘ が出て、押すとその領域の種類と場所を確認できます。snap の領域は正常な状態でも常に 100% になるため、含めてしまうと空き容量の判断を誤らせます。
- 2026 年 9 月より前に取得したデータには内訳がないため、当時の集計方法(全マウントポイントの最大値)のままの表示です。
- 想定月額列で、各インスタンスを 24 時間 365 日 (730 時間/月) 稼働させ続けた場合のオンデマンド料金の目安を円で表示します。落とし忘れの影響額を一目で把握するための列です。
- あくまでオンデマンド単価ベースの上限の目安です。Savings Plans / リザーブドインスタンスによる割引は反映していません (実際の請求額はこれより安くなることがあります)。
- 停止中のインスタンスはコンピュート料金がかからないため、稼働前提の参考値としてご覧ください。
- 各インスタンスにアタッチされた EBS ボリュームの種別 (gp2 / gp3 等)・容量・使用率も確認できます。RDS インスタンス一覧の想定月額列も同じ考え方です。
- インベントリは 1 時間ごとに収集します。表示が古いと感じたときは次の収集をお待ちください。収集が止まっていた期間があってグラフが空白になっている場合は、サイドバーの「連携アカウント」→ 各アカウント →「過去データを再取得」でさかのぼって埋め直せます (お客様の AWS アカウントに CloudWatch の取得料金が発生します)。
2. 使用率トレンド
気になるインスタンスを開くと、過去 14 日分の CPU・メモリ・ディスク使用率の推移をグラフで掘り下げられます。ディスクはデータ保存領域を実線で、読み取り専用の領域があれば破線で描き分けます。
- スペック過剰 (オーバープロビジョニング) の判断材料として活用できます。
- 具体的なリサイズ推奨と推定削減額は 「最適化提案」 の Compute Optimizer 連携で確認できます。
3. 費用推移 (想定)
一覧の各インスタンス行にある ¥ ボタンから、そのインスタンスの過去 14 か月分の月額費用の推移をグラフで確認できます。「いつから動きっぱなしか」「先月から急に増えていないか」を時系列で把握できます。
- AWS の請求はサービス単位のため、インスタンス 1 台ごとの実額は AWS からは取得できません。本グラフはオンデマンド単価と稼働実績 (毎時の起動状況の記録) から月額を推定した参考値です。
- 稼働状況の記録が無い過去の月は、起動日 (Launch time) 以降であれば 24 時間 365 日稼働とみなして補完し、淡い色で区別表示します。
- Savings Plans / リザーブドインスタンスの割引は反映しません (想定月額列と同じ考え方です)。
4. 構成変更履歴 (インベントリ・ドリフト)
毎時の収集で前回のインベントリと突き合わせ、EC2 の変化を 1 台ずつ時系列で記録します。「いつの間にか増えていた」「誰が落としたのか分からない」を後から追跡できるようにするためです。
- 記録される変化:
- インスタンスの追加 / 削除
- インスタンスタイプ等のスペック変更 (変更前後の差分つき)
- 起動 / 停止の状態変化
- 確認した変更は「確認済み」にできます。未確認のものだけが残るので、対応漏れを防げます。
- Auto-Scaling による増減は既定で除外できます。人手による変更だけをすっきり追えます。
5. 稼働スケジュールと落とし忘れ検知
動いているはずの曜日・時刻 (稼働スケジュール) を設定しておくと、設定外の時間に起動しているインスタンスを自動で検知します。
- 設定場所: 「アカウント」→「稼働スケジュール」
- スケジュール外の稼働が続くと 「アラート」 ページに落とし忘れ通知が並びます。
- 検知は 15 分ごとに実行されます。メール通知を有効にしておくと、指定の通知先にもまとめて届きます。
※ EC2 / RDS の Describe は無料です。お客様の AWS アカウントに料金が発生するのは、性質の異なる次の 2 つです。
① 導入したことで発生する保存料金 — CloudWatch Agent を導入すると、メモリ・ディスクのメトリクスが CloudWatch に保存され、その保存料金 (目安: 約 $0.30/メトリクス/月、disk_used_percent はマウントポイントごとに加算) が、導入・稼働している間ずっと発生します。OptSight がデータを取得するかどうかに関わらず発生する、エージェント側の費用です。
② 情報を取得しに行くことで発生する API 料金 — OptSight が CPU・メモリ・ディスクなどの使用率を取得する際の CloudWatch GetMetricData (目安: 1,000 メトリクスあたり約 $0.01、無料利用枠の対象外) と、コスト取得に使う Cost Explorer API (目安: 1 リクエストあたり約 $0.01) の料金です。