1. EC2 一覧の見方
「EC2 一覧」ページでは、連携した全 AWS アカウントの EC2 インスタンスを横断的に確認できます。アカウントを切り替えなくても、自治体本体と委託先のインスタンスを 1 つの表で把握できます。
- 状態 (起動中 / 停止中)、インスタンスタイプ、リージョン、タグ、OS (プラットフォーム) を一覧表示します。
- CPU / メモリ / ディスクの最新使用率を併記します。メモリ・ディスクは CloudWatch Agent が導入されたインスタンスでのみ取得でき、取得できない場合は「—」で表示されます(Agent 未導入のほか、Windows や独自ホスト名など構成によって取得できないこともあります)。
- 想定月額列で、各インスタンスを 24 時間 365 日 (730 時間/月) 稼働させ続けた場合のオンデマンド料金の目安を円で表示します。落とし忘れの影響額を一目で把握できます。
- あくまでオンデマンド単価ベースの上限の目安です。Savings Plans / リザーブドインスタンスによる割引は反映していません (実際の請求額はこれより安くなることがあります)。
- 停止中のインスタンスはコンピュート料金がかからないため、稼働前提の参考値としてご覧ください。
- 各インスタンスにアタッチされた EBS ボリュームの種別 (gp2 / gp3 等)・容量・使用率も確認できます。RDS インスタンス一覧にも同様に想定月額列があります。
- インベントリは 1 時間ごとに収集します。最新化したい場合は「アカウント」→ 各アカウント →「いま再収集」をご利用ください。
2. 使用率トレンド
気になるインスタンスを開くと、過去 14 日分の CPU・メモリ・ディスク使用率の推移をグラフで掘り下げられます。
- スペック過剰 (オーバープロビジョニング) の判断材料として活用できます。
- 具体的なリサイズ推奨と推定削減額は 「最適化提案」 の Compute Optimizer 連携で確認できます。
3. 費用推移 (想定)
一覧の各インスタンス行にある ¥ ボタンから、そのインスタンスの過去 14 か月分の月額費用の推移をグラフで確認できます。「いつから動きっぱなしか」「先月から急に増えていないか」を時系列で把握できます。
- AWS の請求はサービス単位のため、インスタンス 1 台ごとの実額は AWS からは取得できません。本グラフはオンデマンド単価と稼働実績 (毎時の起動状況の記録) から月額を推定した参考値です。
- 稼働状況の記録が無い過去の月は、起動日 (Launch time) 以降であれば 24 時間 365 日稼働とみなして補完し、淡い色で区別表示します。
- Savings Plans / リザーブドインスタンスの割引は反映しません (想定月額列と同じ考え方です)。
4. 構成変更履歴 (インベントリ・ドリフト)
毎時の収集で前回のインベントリと突き合わせ、EC2 の変化を 1 台ずつ時系列で記録します。「いつの間にか増えていた」「誰が落としたのか分からない」を後から追跡できます。
- 記録される変化:
- インスタンスの追加 / 削除
- インスタンスタイプ等のスペック変更 (変更前後の差分つき)
- 起動 / 停止の状態変化
- 確認した変更は「確認済み」にできます。未確認のものだけが残るので、対応漏れを防げます。
- Auto-Scaling による増減は既定で除外できます。人手による変更だけをすっきり追えます。
5. 稼働スケジュールと落とし忘れ検知
動いているはずの曜日・時刻 (稼働スケジュール) を設定しておくと、設定外の時間に起動しているインスタンスを自動で検知します。
- 設定場所: 「アカウント」→「稼働スケジュール」
- スケジュール外の稼働が続くと 「アラート」 ページに落とし忘れ通知が並びます。
- 検知は 15 分ごとに実行されます。メール通知を有効にしておくと、指定の通知先にもまとめて届きます。
※ EC2 / RDS の Describe は無料です。お客様の AWS アカウントに料金が発生するのは、性質の異なる次の 2 つです。
① 導入したことで発生する保存料金 — CloudWatch Agent を導入すると、メモリ・ディスクのメトリクスが CloudWatch に保存され、その保存料金 (目安: 約 $0.30/メトリクス/月、disk_used_percent はマウントポイントごとに加算) が、導入・稼働している間ずっと発生します。OptSight がデータを取得するかどうかに関わらず発生する、エージェント側の費用です。
② 情報を取得しに行くことで発生する API 料金 — OptSight が CPU・メモリ・ディスクなどの使用率を取得する際の CloudWatch GetMetricData (目安: 1,000 メトリクスあたり約 $0.01、無料利用枠の対象外) と、コスト取得に使う Cost Explorer API (目安: 1 リクエストあたり約 $0.01) の料金です。